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SHARP PC撤退! [PC]

PC Watchにニュースが出ていました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20101022_401808.html
SHARPというと2001年に登場した薄型モバイルノートMebius MURAMASA(PC-MT1シリーズ)が記憶に残っています。
Muramasa.jpg


当時、VAIO NOTE SR(PCG-SR1M)を使用していましたが、厚さ16.6mm、約1.3kgの重量、超低電圧版PentiumIII(Coppermine)といったスペックは、とても魅力的でした。

昨年10月に発売したネットブックMebius PC-NJ70B以来、何もモデルが発表されておらず、量販店で主力となるA4サイズノートもHPから消えていってしまっていたので、何となく予想がつく範囲内の出来事ではありました。でも一世を風靡したMebiusブランドが消滅するのも、時代の流れとはいえ寂しい限りです。
ここ数年、B5サイズのウルトラモバイルノートが売れないといわれたアメリカで、MacBookAirやAcerなどのモデルが好調なセールスを記録しているようです。アメリカ人といえば、大きな体格からA4ノートを持ち歩くことを苦にしないから小さなB5は売れないといわれていました。しかし、一番のネックは価格にあったようで、A4サイズよりも性能の劣るB5サイズの方がなぜ高い?スペックが低いほうが値段が高いというのは理解できないというシンプルな思考が根底にあるようです。確かに好調なセールスを記録しているB5モデルは、日本円換算で5万円~10万円の範囲で価格設定されているものが多く、日本で販売される20万円オーバーのモデルを購入するのは一部のマニアのみといった感じです。
最近のAppleの好調さを見ても、コストの掛かる専用設計品や最新パーツなどはあまり使用せずに、言わば少々枯れた技術やパーツを洗練されたデザインで上手にパッケージングして製品化しているところに、良く売れる製品作りの一因があるように思えます。

日本メーカーが苦戦するのは、そのような割り切ったモデル作りを得手としていない(=高い技術力があることを自負しているが故に、なかなかその方向に向けてダイナミックに舵を切ることができない。ハードもソフトも、ついついあれもこれも搭載してしまい、結局割高になってしまう。)ところにも理由があるのではないでしょうか?
先端技術、先進イメージの薄型モバイルで名を成したSHARPの撤退というニュースを見て、思わず考えてしまいました。

MURAMASA 2.jpg

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ネオサザビー

おはようございます。
日立に続いて、シャープも撤退ですか・・・少し寂しい気もします。

ちなみに私はVAIO PCG-FR77G-Bを愛用中です。
こちらも古いので、分厚く重いのが難点です。
by ネオサザビー (2010-10-23 09:32) 

rawmaterial

ネオサザビーさん、コメントありがとうございます。
FR77Gですか、Pentium4にDVD±RWを搭載したA4ノートですね。
モバイル系にはPentium Mが搭載されだした頃ですが、VAIOはハイスペック機を中心に、積極的にPen4を搭載していましたよね。
発熱量の多いPen4を搭載する代償に、どうしても筐体が厚くなってしまいましたが、他社が尻込みする?Pen4を積極的に搭載してきたあたりがVAIOらしいところだと思います。
by rawmaterial (2010-10-23 23:45) 

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